ぴあデビューレビュー VOL.140 奥村初音 1stワンマンライブ「ありがとう」 〜17歳の頃の夢、あなたは今も覚えていますか?〜


行ってきました、人生初ワンマンライブ。 ついでに初赤坂です、意外と大したことなかったなw
ご一緒して頂いたid:MIRAさんに、しっかり書くようにとの命を受けたので、全曲レビューでも。
まずはセットリスト。 寸劇を交えたストーリーライブなるものと、普通のライブとの二部構成。
寸劇のストーリーに関しては、まぁ曲を見てもらえば歌詞的にわかるでしょうから、割愛します。

  • 【第1部】 ストーリーライブ 『君を想うと…』
    • あした晴れたら
    • 夏色の恋
    • 君を想うと…
    • ふたり
    • ホントはね
    • ありがとう
  • 小休止
    • <東京プリン牧野氏による、奥村初音インタビュー>
    • <これまでの活動の軌跡をまとめたVTR>
  • 【第2部】 ライブ
    • 孤独の戦士
    • くつずれ
    • MC
    • モノクロの空
    • MC
    • 負けないココロ (新曲)
  • アンコール
    • MC
    • <曲名不明>
    • MC
    • ホントはね

バンド編成は、ギター,ベース,ヴァイオリン,キーボード,ドラム。 GKDの3人はららぽと同じ方。
ヴァイオリンですよヴァイオリン! 入ってきた瞬間、内心「キター!!!」ですよ、マジ嬉しいw
モノクロと新曲の前のMCは、主にタイアップの紹介でした。 ちょっと悪く言うと、宣伝ですねw
ライブ終了後に自分は初めて聴く曲が流れてたんですが、MIRAさんによると、現在配信のみの楽曲
「卒業 〜また、会おうね〜」のアレンジ違いだそうです。 無理矢理アップテンポになってたw
では、ここから全曲感想を。

あした晴れたら

JKの寸劇の後、その中の一人が歌いだす。 いや初音なんだけどねwいるって気づいてなかったw
この曲を生ヴァイオリンで聴けるってだけで来た価値ありました。 最高ですね、Sinさん万歳。

夏色の恋

ららぽでは高音部分を少し外したりもしてましたが、今回は完璧でした。

君を想うと…

この曲は、間奏のアコギの繊細な音が大好きだったのに、エレキを掻き鳴らされてがっかり・・・
後奏の素敵ピアノもあまり聴こえなかったし。 こういうアレンジがあるからライブは怖いんだ。

ふたり

初音の切なくも伸びやかな歌声とヴァイオリンの音が綺麗に調和していました。

出だしの歌声が物凄く良く、CD超えの予感がして感動と期待が入り交じった気持ちで聴いてたら、
2番のBメロ〜サビにかけて寸劇の台詞が入り、歌はなし。 愕然。 ラスサビは普通だった・・・

ホントはね

曲に入る前の寸劇の台詞がちょっと説明的過ぎたかなw

ありがとう

ららぽでは最後の“ありがとう”をかなりゆっくり歌ってたけど、今回はCDと同じぐらいでした。

孤独の戦士

この曲は結構ジャカジャカ鳴らしても合うかも。

くつずれ

タンバリン曲。 ↑とこれは、アップテンポを書けない初音が、アルバム用に挑戦した曲らしい。
ってことは書き溜めている100以上の楽曲にアップテンポはほぼないということなんでしょうか。

モノクロの空

「恋、花火」の続編なんだから家原さんが編曲すれば良かったのになぁ・・・と前から思ってる。

負けないココロ

来ましたよ新曲! 今までのどの曲よりも速くて攻撃的なサウンドに私興奮w それもそのはず、
タイアップがDSの『ファンタシースターZERO』だそうです。 それでセガからの花があったのか。
でもよく聴くと、サビのメロディーがバラードでも、というかバラードの方が合いそうな感じで。
↑↑のこともあり、初音が書いたバラード曲をアップテンポに作り変えたのでは、と勝手に予想。

<曲名不明>

今度ディレクターが総入れ替えされるらしく、そのお世話になった方々へ感謝を込めた別れの曲、
ということでアンコール一発目にキーボード弾き語りで歌ったのですが、曲名を言わなかったので
聴いたことがない自分はわかりません。 「ありがとう」と同じ1コーラスだけの短い曲でした。

ホントはね (2回目)

締めがこの曲とわかった瞬間、少し嫌な気分になりました。 今後もこれを推していくようだと、
初音に輝かしい未来はないような気がします。 avexは平気でこういうことをするからなぁ・・・
コメディドラマだからアップテンポが条件で、初音が0から作る時間はなかったのかもしれない、
でもシンガーソングライターの代表曲が提供された曲というのは如何なものかと思うわけですよ。

感想

全体を通しての歌に関する感想は、ららぽの時と同じ感じです。 まぁ、まだ若いですからねぇ。
ただ今回は「砂」で生歌を聴く意味を見出せたから良かった、それだけにあれは残念でならない。
あとは、バンド編成の問題ですかね。 ヴァイオリンがいたのは個人的には非常〜に大きいです。

「恋、花火」を歌わなかった理由

勝手に推測させて頂きます。 この曲は人が死ぬことを直接的な歌詞で歌っているとても重い曲、
やはりそう簡単に考えなくセットリストに組むことは出来ないはずです。(ららぽ1回目は謎w)
現段階では、ららぽの2回目のように、まずMCで流れを切り、曲の説明をして、続けて続編である
「モノクロの空」でフォローする、この形以外にこの曲を綺麗に入れる方法はないと思うんです。
ところが今回のライブでは、その頼みの綱である「モノクロの空」を映画タイアップの方に絡めて
披露しなければいけないことになった。 そこに更に「恋、花火」をくっつけたりしてしまうと、
何が何だかわからなくなる。 なので、セットリストに入れなかった、もとい入れられなかった。
そうでもなければ、今までで一番完成度が高く感動的な楽曲を、歌わない理由が見つかりません。
これが自分の考え過ぎだったら笑えるけど、これぐらいのことは考えていてくれないと困ります。

後書き

なんか本気で書こうって思ったら音楽に関することしか書けなかったわ。 なんて不完全なレポw
もっとこう、初音可愛ぇ〜だのインタビューの内容だの、そういうのも書こうかと思ってたのに。
ここまで音楽のことに力入れて書いたら、そういう周りのこととか書く余力がなくなっちゃって。
ららぽの時はある程度書けてたのにな〜。 とりあえず印象的な出来事だけ箇条書きしておくか。

  • 牧野さんのトークは流石ベテラン、上手かったです。 笑いどころも結構あった。
  • 初音はどうやら進学せずに音楽一本で行くらしい。 大学行った方がいいって。
  • アンコールがまだ決まっていないらしく、たった一人で初音コールをがんばってる人がいた。
  • 他の人達は手拍子だったんだけど、あれのテンポを何回も変えてた人は何がしたかったのか。
  • ライブ終了後、なんと初音本人がお見送りをしてくれたんだけど、誰もがっついてなかったw
  • きっと初音ファンはシャイな人が多いんだろう。 大阪だと違ったかな?
  • かく言う自分もスルーしたんだけど、一声ぐらい掛ければよかったかもと若干後悔したw

こんなレポじゃどんなライブかぜんぜんわかんねーよふざけんな馬鹿野郎!ってお怒りのお方は、
id:RJFKさんの軽やかなレポを見て怒りを沈めてください、id:MIRAさんのレポで笑ってくださいw